YUPPON

海水魚のこと

・その2

menu前ページTOPページ次ページspace.gifHOMEページ

ほんとうに 珊瑚礁の魚を飼ってみる
2012/10/17

水槽の準備は完全ですか?
アサリも元気ですか?4,5日もたつと、アサリの取水管の色が白くなって、少し弱ってきた感じがしますね。

水温は25度になっていますか?
海水の比重は大丈夫ですか?
海水は透明にすんでいますか?
濾過装置は、正常に働いていますか?


すべてOKなら、待望の、魚を入れることにしましょう

魚を水槽に入れる前に
2012/10/17

もし、あなたが、熱帯魚を飼われたことがあるなら、熱帯魚水槽のことは、忘れてください。というのは、熱帯魚のように、たくさんの魚を、この60cm水槽で飼うと、海の魚は、長くは、この水槽で生存することができないからです。

淡水の熱帯魚の理想的な飼い方の、一つにバランス水槽という考え方があります。これは、魚の数を制限して、水草をたくさん植えて、自然に近い状態で飼う方法です。
60cm水槽でも、条件をうまく整えて飼えば、淡水の魚の場合は、濾過槽や、エアーポンプを、全く使わないで、水草が、酸素を供給して、肥料として、魚の排泄物の一部を利用するという、自然の循環に近い状態で、魚を飼うことも可能です。

しかし、珊瑚礁の海の自然環境は、この淡水とは、全く違う形が形成されています。それは、この珊瑚自体も、酸素を必要とする、珊瑚虫という動物だからです。酸素の海水への供給は、海草より、海の波動が、その大きな要因です。

それに、海水は、淡水よりも、炭酸ガスが溶け込みやすく、最終的に珊瑚虫が、この炭酸ガスを取り込んで、造礁珊瑚を作り上げるので、海水中の炭酸ガスを、消費してくれるのです。

海草が、炭酸ガスを、取り込んで酸素を吐き出す、割合は、海全体から見ると、非常に低いものだと考えられます。海の有機物を分解するのも、海草以上に、バクテリアが大きな力を発揮しています。

というわけで、60cm水槽で、どれだけ海水魚の数を制限しても、淡水水槽のような、バランス水槽を、形成することはできません。

十数年前、名古屋港水族館の、日当たりの良い屋上に、濾過槽を作って、そこで海草を繁殖させて、海水を浄化する試みが、報道されていましたが、以降、ほかの水族館には、波及していないようです。

淡水と、海水では、その自然の循環サイクルが、大きく違うのだと言うことを、しっかり覚えて、おいてください。


60cmで飼える珊瑚礁の魚たち
2012/10/17


何度も書きましたが、水槽の魚に、長くいてもらおうと思ったら、魚の数を極端に制限してください。
これは、飼われるかたの、趣味に属することですが、一尾だけを、大切に飼うのか、数尾の魚を一緒に泳がせるのか、60cmのあなたの水槽に、魚たちが泳いでいる姿をイメージして、どのような水槽にするかを決めて下さい。

行き当たりばったりで、飼うと、魚がどんどん増えていき、結局、魚たちが60cm水槽では、生活できなくなります。

スズメダイ科の魚は、人工飼料で簡単に餌づけができますので、最初に飼われる、魚としておすすめです。どこの海水魚ショップでも、必ず泳いでいるのは、デバスズメやルリスズメで (昔は、コバルトスズメと呼ばれていた)、デバスズメをまず2尾購入してください。一尾数百円ほどで、購入できると思います。

あとは、チョウチョウオ科の、飼育しやすい種類を、選ばれるのがいいでしょう。飼育の、しやすさの、目処は、その魚の食生活が、どのようなものであるかにかかっています。

チョウチョウウオは、ほとんどの種類が、珊瑚のポリープなどや、その間にいる小さい虫などを、そのとがったくちばしで、ついばんでいるので、もともと、口の小さい魚です。ルリスズメの倍ほどある、アケボノチョウチョウウオでも、半分の大きさの餌を食べるのが、やっとです。

雑食性の、チョウチョウウオは比較的楽に飼育できます。アケボノ、フウライ、トゲチョウチョウウオなどが、簡単にえづいてくれます。一尾1,000円から2,000円ぐらいです。

逆に、魚図鑑などに、食性が珊瑚虫と、書いてあるチョウチョウウオは、餌を食べさせるまでに、苦労すると思います。また、フエヤッコダイや、ハシナガチョウチョウウオ (チェルモ)などのように、口のとがった魚は、水族館などでも、太った魚をあまりみることができません。食が細くて、いつもお腹をすかせているのかもしれませんね。

雑食性で、価格も、2,000円までの小型のチョウチョウウオを、一尾購入してください。

これであなたが我慢ができると、魚たちにとっても、なんとか我慢できる、スペースを確保できると思うのですが?もし、上置き式の、濾過装置をお使いでしたら。あと一尾、追加しても、なんとかスペースをたもてそうです!

ハナダイか、クマノミの仲間を、一尾増やすことにしましょう。どちらも、比較的、容易に飼育できる魚です。ただ、イソギンチャクがいないと、クマノミには、ちょっとかわいそうな気もしますが。価格も、1,000円から2,000円ほどです。

これらの魚を一度に買わずに、最初、日曜日に、スズメダイを買って、白点病など何も異常がなかったら、次の日曜日にまた、チョウチョウウオを飼われるようにした方が無難です。

さあ、海水魚ショップに出かけましょう!
2012/10/17


小さな町にでも、海水魚ショップがあるようになりました。みなさんのお家のそばに、海水魚ショップは、ありますか。近くにお店があるなら、ぜひお出かけください。

色とりどりの魚や、イソギンチャクがいて、きっと目移りされることと思います。ペットショップでは、大型の水槽に大型濾過装置、それにたぶん見慣れない装置もセットしてあると思います。これらの、大きな水槽や、ちょっとした装置を付け加えて、はじめて、いろんな種類の魚を飼うことができるのです。

海水魚ショップでは、毎日、営業時間内は、常に店主か店員の方が、魚のようすをチェックしているわけですから、これを、家庭のアクアリウムに、当てはめるわけにはいきません。

ということは、一日30分ほどゆっくり魚を見ているだけで、魚が元気でいれる、飼い方をしなけば、いけないわけです。海水魚ショップと、あなたの60cmの水槽では、環境が全く違うわけですから、決してたくさんの魚を、水槽に入れないでください。魚に替わってお願いします!

みなさんが、大きな水槽で飼われるようになったら、もっと大型の魚も飼うことができるようになります。でも、いまは、ほかの魚は見るだけで、今日はデバスズメを、二尾だけ買うことにしましょう。

運悪く、デバスズメがいなければ、ルリスズメ、ミツボシクロスズメ(1.000円ほど) デビルダムセル(1,500〜2,000円) などもいいでしょう。大きくなっても水槽内では、5,6cmの魚です。

まずは、ゆっくり水族館に行った気分で、ショップの中を見学してください。ただし、お店の人がなんと言おうと、今日は、スズメダイ科の魚を二尾だけにしてください。

もし、あなたが、ちょっと興奮気味で、魚に見とれているのなら、海水魚との相性は、とってもいいですね。きっとあれも、これも飼いたいと、いろいろ考えられたことと思います。それは、将来の夢として、まずは、60cmの水槽で、小さい珊瑚礁の海を再現してください。


スズメダイを水槽に入れる
2012/10/17


待望の魚を手に入れましたね、海水魚ショップは楽しかったですか?ショップではビニール袋に酸素を入れてくれたと思いますが、寄り道はせずに、すぐに魚を水槽に入れてやりましょう。

真冬や、真夏では、袋の海水温度が、すぐに変化してしまいます。珊瑚礁の海は、20数度に常に保たれているわけですから、寒いときは、厚手の布でくるんで、暑いときには、直射日光などに、当てないように、水温の変化に気を付けて、お家まで、大切に持って返ってください。

魚を水槽に入れる前に、今まで楽しんだ、アサリを水槽から取り除いてください。たぶん食べても、もうおいしくはないと思うのですが!!

魚にとって、急激な水温の変化は良くないので、買ってきた袋を、封を開けないで15分ほど、水槽に浮かせておいてください。袋を開けたら、少しずつ、水槽の海水を袋に入れて、数分かけて、海水濃度もあわせていきます。

ちょっと薄目の海水で飼育している、海水魚ショップが多いようです。マニラの私の知っている卸問屋では、一割も海水に真水を混ぜているそうです。家庭では、ボーメ計の赤い印 (基準値) のちょっと沈みかげんがいいと思います。

魚が無事、水槽の中で泳ぎ始めましたか?最初少しおびえていますが、デバスズメはすぐに慣れて、とても美しい瑠璃色に輝き始めましてね。

それでは、このススメダイたちに餌を与えることにしましょう。

餌をやる
2012/10/17


魚の飼育は、ほかのペットと違って、手のひらに乗せたり、ほおずりしたりすることは、できません。ほえもしませんし、さえずりもしません。
あなたが、魚に餌をやるときに、とっても楽しいと感じられたら、きっと魚との相性がいいのでしょう。もし、何も楽しさを感じなかったら、海水魚を飼うのを、あきらめられた方がいいかもしれません。


海水魚が、餌を食べてくれるか、どうかが、その魚が、あなたの水槽の中で、長く生きていけるかどうかの分かれ目です。

スズメダイ科のほとんどの魚は、ドライフードでも簡単に食べてくれますし、結構これだけでも長生きしてくれます。現在、海水魚用ドライフードとして、どこのショップでも販売されているのが、テトラという、ドイツのメーカーが、販売している、薄い紙状のもので(20gの小さいサイズで1,700円ほど)、これを使用されるのがいいでしょう。

開封されたら、必ず、冷蔵庫に保管してください。数日分だけ水槽のそばに分けて取っておいて、あとは冷蔵庫に保管しておきます。

この紙状のドライフードを指で少し細かくつぶしてください。デバスズメが食べられる大きさになっているか、確認しながら、少しずつ与えてください。水槽になれたデバスズメは、すぐに餌を食べてくれます。

もし、すぐに餌を食べてくれないようなら、1,2時間あとに与えてください。

餌を与えるとすぐにわかりますが、食べ残った餌が底に沈んでいますね。この沈んだ餌を、スズメダイ科の魚は、ほとんど食べません。浮遊しているうちにに食べられる分量を、少しづつ、数回に分けて与えてください。

もし、時間があれば、一日に、数回、底に沈まないうちに食べられる分量を。少なくとも、朝に一度、夕方に一度、2度はごちそうしてあげてください。

餌をやることを、楽しいと感じたら、あなたは立派なアクアリストです。


チョウチョウウオをふやす
2012/10/17

デバスズメは、元気に泳いでいますか。数日もすると、次の魚を買って来たくなると思うのですが、その前に、デバスズメをヨーク観察してください。ヒレなどに、白い斑点は出ていませんか?

もし、斑点が出ているようなら、 白点病 の項目をご覧ください。

餌を与えるとき、餌が底に沈んで残ってしまうようなら、与えすぎです。この沈んだ餌は、腐敗して、水質を悪くしてしまいます。食べ残しが残らないように、少しずつ餌は与えてください。

それでは、次にチョウチョウウオを購入することにしましょう。チョウチョウウオはスズメダイと違って、珊瑚礁の海では、20〜30cmになる魚もいます。

海水魚店では、5,6cmのチョウチョウウオが、販売されていると思いますが、60cmの水槽では、この小型のチョウチョウウオが適当です。

雑食性で飼育しやすい種類は、ミゾレチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオなどで、価格も、2,000円までで購入できると思います。お勧めはミゾレチョウチョウウオで、簡単にドライフードを食べてくれます。

海水魚の価格には、地域差があるようです。国際貨物便が頻繁に到着する空港が、近くにあるかないかによって、だいぶ違うようです。

チョウチョウオウは、雑食性といっても、スズメダイのように簡単には餌を食べてはくれません。魚を購入するときに、既に餌を食べているどうか、お店の人に確認してください。また、その海水魚ショップで与えている餌があったら、それも一緒に購入してください。

フィリピンの魚リストをごらんになって、その魚が、特別な食性を持っていないかをお確かめください。珊瑚礁とは、環境の全く違う水槽の中で、今まで見たこともないような、人工フードを与えても、特に雑食性でない魚は、簡単には餌を食べてはくれません。



チョウチョウウオの餌
2012/10/17


チョウチョウウオも、ドライフードを食べてくれますが、まずはアサリを与えてみてください。私は、アサリを開いて、料理用はさみで、切れ込みを入れてから、与えています。

アサリを買ってきたら、数個は冷蔵庫にしまって、あとのアサリは、冷凍庫で、凍らせてしまいます。これを、与えるときに、水につけてとかし、そのあと開いて与えています。冷凍庫保管だと、一月ほどは、変質しないようです。

ほとんどの、チョウチョウウオは、このアサリを食べてくれるようですが、食が細いので、一度に食べる分量が、非常に少ないようです。たぶん珊瑚礁の海の中では、一日中、珊瑚のあいだを、この細いくちばしでつついているのだろうと思います。

アサリを餌として使用すると、残りの餌が結構でますので、網を使って殻とともに残りの餌をすくい取る、定期的な掃除が必要です。

menu前ページTOPページ次ページspace.gifHOMEページ

- Topics Board -