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海水魚のこと

・その1

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60cmの水槽での、海水魚の飼い方
2012/10/17

60cm水槽をすでにお持ちでしたら、(1)上に載せる上部フィルター、(2)蛍光灯、(3)上蓋ガラス、 (4)エアーポンプ、(5)ヒーターと(6)サーモスタット、(7)温度計なども、たぶん、お持ちでしょう。

あと、必要なのは、底にひいて使う、(1)底面式濾過装置と、(2)珊瑚砂、(3)人工海水の元と、 (4)比重計ぐらいな物で、数千円も出せば、珊瑚礁の、魚を飼う環境が、簡単に、できあがります。


次の、項目をお読みになって、動く宝石を、ぜひ、ご自宅でも、お楽しみください。




まず準備するもの:

水槽及びガラス蓋
60cm×30cm×35cmの水槽。 約40リッター

底面式 濾過器。(珊瑚砂の下にひいて、エアーポンプを使って、水をきれいにする装置)
小さなブロックでできた、組立式と、プラスチックなどでできた、一体式があるが、もし用意ができるなら一体式の物を。

ゴミ取りようの、濾過器。
(1)モーター式の上部フィルターか、(2)エアーポンプで作動する、水作や、スポンジ式の、フィルターの(1)か(2)のどちらか一つを用意する。 (1)のほうがベター。

エアーポンプ
音のなるべく静かな、吹き出し口が2つある強力なもの。

珊瑚砂
粗い砂や、細かい砂が、2kgの袋詰めになって売られていることが多い。粗めの、底にひく珊瑚砂を、6kg、上部フィルターを使用するときは、さらに2kg。良く洗ってから、使用してください。

ヒーターとサーモスタット。
電子式サーモスタットも、あるが、ガラス管に入った、接点式サーモスタットでも、十分。ただし、ゴムの部分が古くなった物は、新しくした方が良いでしょう。
ヒーターは、100Wか150Wを一本。

比重計(ボーメ比重計)
人工海水を使うときには、必需品。温度が、25度の時に、規定の枠内に、おさまっていればよい。 (赤い色などを付けて、規定値が表示してある。)

海水
人工海水を使うか、自然の海水を、採集してくるかどちらか。人工海水を使う方が、断然簡単。
魚のためには、どちらが良いかな?

そのほかのもの。
蛍光灯。なるべく、蛍光管が2本ついた物を。
温度計。
エアーチューブ。冬でも堅くならない製品を。
水槽を飾る、小さな珊瑚など。
上部フィルターを使用時には、濾過をするためのマット。
ハイポ(水道の、塩素を中和してくれる、氷砂糖のような錠剤)
小さな、網。


60cmの水槽なら、単品で、数千円、セットになった物でも、20,000円前後で購入できます。ただし、セットになった物を購入される場合は、上部フィルターの、モーターが、海水魚用になっていることにご注意ください。(単体でお買いになるときも、もちろん、海水魚用です。箱に海水魚用、と書いてない物は、さけた方が無難です。すでに、上部フィルターをお持ちの時は、電動ポンプだけを、海水用にする方法もあります。)

水槽のセットの仕方
2012/10/17


セットの仕方は、熱帯魚を飼う時と、ほとんど同じ要領です

あなたが熱帯魚を飼った経験を、お持ちなら、全く簡単です。

水槽や、器具を洗うときには、絶対に洗剤を使わないでください。絶対にですよ!
洗剤に浸したことのある、スポンジなども、使用しないでください。手を洗うときも、洗剤を付けて洗うのは、厳禁です。


珊瑚砂を洗うときは、お米を研ぐように、ていねいに洗ってください。すべての器具に、洗剤や、シャンプーが、一滴でも付着しないように、特に注意してください。

全部セットすると、60cm水槽でも、70kgほどになります。しっかりした場所を選んでください。


最初は、水槽の底に、底面濾過器を、セットします。エアーポンプのチューブも、忘れずセットしてください。


次に、この上に、洗った、珊瑚砂を、静かにかけていきます。


ヒーターを、ガラスに触れない位置にセットして、サーモスタット、温度計をセットします。


ゴミ取りようの濾過器(スポンジフィルター、水作等)と、ガラス蓋、蛍光灯を、取り付ければ完了です。
上部フィルターを使用するときは、、濾過層容器の半分をめどに、珊瑚砂を入れて、その上に、マットをセットしてください。


時間がかかるのは、珊瑚砂を洗うくらいで、あとは、至って簡単です!
さあ、次は、海水を水槽に作りましょう。

海水について
2012/10/17


あなたは、人工海水派、天然海水?

簡単に海水を手に入れる方法は、人工海水の元を、水道で溶かして使う方です。

ただ、海水の組成分は、相当複雑ですので、いくら科学が発達しても、それをそっくり真似るのは、無理です。と言うことは、魚に、とりあえず、人工海水で、我慢をしてもらおう、と言うことになります。


海に、出かける時には、ポリタンクを持参して、少しでも、水槽に、天然海水を入れるように、してください。(もちろん、きれいな海水を)



まずは、手軽な人工海水を作りましょう

人工海水を使う上で、問題なのが、それを溶かす水です。普通は、水道水を使うことになりますが、理想的なのは、多量の雨が降って、取水する川が、増水している日の、水道水です。(季節によっては、難しいでしょうが!) どちらにしても、寒い時期でも、湯沸かし器のお湯などは、絶対に使わないでください。

50リットル用や、100リットル用の、人工海水の元が、粉末や、半固体状のもので、売られています。60cmの水槽に、水道水を水槽の7割ほど入れ、それにハイポを4,5粒入れて、数分おきます。次に50リットル用の、海水の元を、一度に全部の量を入れてください。


水位は、上部式フィルターを使用するなら、モーターの規定ラインより、上の位置。(モータの下の筒に、印があるはずです、スイッチを入れたあとで、もう一度確認する) そうでなければ、水槽の、上端から、7cm下まで、もう一度、真水を加えます。
この状態で、エアーポンプから、寒い時期にはヒーターまで、蛍光灯以外の電源を、すべて入れて、数時間そのままにしてください。
その間に、今日の晩御飯の、お味噌汁の具を、買いに行きましょう。今晩は、アサリ汁です。生きたアサリを買ってきて、5、6個は、水槽に入れるために、取って置いてください。


さて、水温は、25度になりましたか?こんどは、魚が、生きていける濃度まで、海水を薄めていきます。
水面が、動かないよう、エアーリフト (エアーで、水をリフトするので、こう呼ぶ) の吹き出し口の向きを変えてください。そしてボーメ比重計を静かに浮かべます。


たくさん沈んでいる方が、海水が薄くて、より浮いている方が、海水が濃い状態です。海水を少しずつくみ出して、替わりに、真水を加えていきます。ほかに水槽が無ければ、この海水は、捨ててください。


ボーメ計が、少しずつ沈んでいきますね。ボーメ計に印してある、標準のラインより、少し沈みかげん、ちょっと薄めに、海水濃度を設定してください。(ボーメ計が見にくい場合は、エアーポンプを、切ったり、入れたりしてください。切ったままだと、真水と海水が、よく混ざりません)



ここからが、熱帯魚と、海水魚の大きく違う点です。

すぐに、魚を入れたい気持ちは、分かりますが、必要なバクテリアが、繁殖するまで、少し待たなければいけません。

まずは、アサリを二つ入れてください。1分もすると、取水管を出して砂に潜ろうとします。もし、蓋を開かないようなら、別の貝に取り替えてください。


残っているアサリの一つに、包丁を入れて、二つに開いて、これを水槽に入れます。このアサリが、少し腐敗して、アンモニアができると、これを、養分とする、バクテリアが、発生して亜硝酸に変えてくれます。 (私は、その門外漢なので、飼育書からの、にわか知識ですが)
その亜硝酸を、別のバクテリアが、硝酸塩という魚には、当面無害な物に変えてくれます。


魚の排泄物を、処理してくれる、大切な、バクテリアを、今、水槽内で発生させているのです。電子顕微鏡レベルのバクテリアですから、残念ながら、その発生を、目で確かめることができませんが。


24時間ほど放置したら、この二つに開いたアサリは、網で取り除いてください。
水温は、25度以上ありますか?エアーリフト は十分に働いていますか?
この状態で、少なくとも3日、できたら1週間待ってください。アサリの動き方を観察しているのも、なかなか楽しいものですよ

魚を水槽に入れる前に
2012/10/17


熱帯魚と、海水魚の大きく違う点が、あと二つあります。
その一つは、生息している水量の違いです。

熱帯魚は、熱帯地方の川や池に生息していますし、珊瑚礁の魚は、当然、珊瑚礁、つまり熱帯地方の沿岸に生息しています。
熱帯魚の生息地のアマゾン川が、雨期でどれほど水量を増しても、海の、満潮、干潮の、ダイナミックな変化から見れば、わずかなものです。つまり、1尾あたりの必要とする水量が、熱帯魚と珊瑚礁の魚では、全く違うと言うことです。
今までに、熱帯魚を飼われた経験をお持ちでしたら、60cmの水槽でも、エンジェルフィッシュを2尾、ソードテールを2尾、ネオンテトラを10尾、それに、コリドラスを2尾などと、結構な数を、この水槽でもお飼いになってこられたと思います。

海水魚ではこの3分の1ほどしか飼えません。大海原につながっている珊瑚礁で、生活している、海の魚たちにとって、水槽という環境は、ちょっと狭すぎるのです。
この狭い環境の中で、少しでも、珊瑚礁の魚たちに、快適な生活を送ってもらうためには、魚の数を、制限することが絶対の条件です。

熱帯魚を飼われていた方は、どうぞ、熱帯魚の水槽のことは忘れてください。同じような数を飼えば、海の魚は、長く水槽で生きていくことができません。


みなさんが、ちょっと寂しいなと思うぐらいの魚の数でも、珊瑚礁の魚にして見れば、きっと、狭くていやだなと、感じているはずです。 水族館や、ペットショップのように、絶対に魚の数を、増やさないでください。


もう一つは、魚のなわばり(テリトリー)争いです。

熱帯魚の仲間では、シクリッド科の大型の魚が、時として、テリトリー争いをするようですが、シャム闘魚と呼ばれるベタを除けば、水槽の中で、テリトリー争いで、死んでしまう魚は、あまりいません。
テレビなどで放送される、珊瑚礁の光景を見ていますと、スズメダイなどが、数百匹群をなして泳いでいるのを見るのですが..。
いざ水槽に入れると、なぜか、この珊瑚礁の魚たちの自己主張が、始まります。

ルリスズメという、濃いブルーの美しいススメダイを、100リットルほどの水槽に、10尾飼っていたのですが、魚を水槽に入れて、平静が保たれるのは2、3日だけです。

大きくて強い魚から、一番居心地のいい場所を、占領していきます。飾りに入れた珊瑚礁の陰だったり、水槽の隅だったりするのですが、珊瑚砂を小さな口で、取り除いて、もっと居心地が良いように、自分のテリトリーを作っていきます。

自分のテリトリーを持てない小さいルリスズメは、他の魚のテリトリーにはいると、しつこく追い回されます。逃げ場のない水槽では、尾っぽを噛みとられたりして、おびえた状態で、水槽の隅に追いやられてしまいます。

こうなるとこのスズメダイは、餌を食べることもできなくなって、そのうち死んでしまいます。
100リットルの水槽では、4尾のルリスズメのテリトリーを、なんとか確保できました。40リットルの水槽では、2尾のルリスズメのテリトリーを確保することができます。

また違う種類の魚が、自分のテリトリーに入ってきても、しつこく攻撃することは、あまりないようです。

60cm、40リットルの、水槽で飼える例をあげてみます。

中型までのスズメダイ2尾
小型のチョウチョウウオ1尾
上部フィルターを設置しているときは、おまけに中型までのクマノミか中型までのハナダイ1尾

詳しくは南の島のインターネット水族館をご参照ください。

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